ＣＰＵ
パソコンの頭脳になるのがこのＣＰＵなのです。
ＣＰＵとは中央処理装置（Central Processing Unit）のことで、パソコンを動かす 頭脳の役割をするとても重要なパーツです。 性能の良いＣＰＵにちょくちょく買い換える人もいますし、中古品がパソコン ショップに出回ることも多くあるでしょう。 自動車ならエンジンに相当するパーツで、パソコンの性能に直結するため次々に 買い替えをする自作パソコンマニアも珍しくはありません。 マザーボードと揃えて使うのでインテルのＣＰＵならマザーボードも同じインテル 用の製品を使いますし、ＡＭＤのＣＰＵならマザーボードもＡＭＤに揃えます。 このへんのことは自作ＰＣを組む人でなければあまり意識しなくてもいい事柄 かもしれませんが、中古パーツを購入したり使わなくなったパーツをパソコン ショップに買取してもらう機会が３年に１回以上あるような人はそのことを 知っておいたいいかもしれません。 またメーカーを揃えるだけでなくマザーボードと同じソケットに合わせるという テクニックも忘れてはいけません。 性能が下がってしまうどころか使い物にならない、動作しないパソコンになって しまうかもしれませんし、マザーボードとＣＰＵの組み合わせはとっても重要 なので注意して選ぶようにしましょう。 パソコンを自作するために各パーツを集めて組み上げてみたけど動かない、なんて ことになったら面白くありませんし、それなら最初から既製品を買った方がいい ですし動かなければショップに助けを求めることもできます。 最重要パーツであるＣＰＵはそのものの性能も気にしたいですが、自作するのなら 他のパーツとの相性も考えなければなりませんし、自作ではなく部品交換でも 製造メーカーなどは気にすべきでしょう。 ＣＰＵの性能は年々物凄い速度で進化しており、同じような重さの製品でも処理 速度が全く違うこともあるので理解したうえで選択しなければなりません。 いつ頃製造されたか、そこから性能を推測することもできないので名称などから どんなスペックなのかを把握できるようにしておくと買い物では有利です。 基本的には高額なほど高性能になりますので、「この店で一番高いＣＰＵはどれ かね？」とショップのスタッフに尋ねればいい品を教えてはくれますが、最高級品 になるとそこそこの性能の新品のパソコンが１台買えてしまう程のお値段になる ので、そんな選び方はあまりお勧めできません。 よほどのことがなければ個人でそんな処理速度のＣＰＵを使いこなすことは できませんし、たまにネットッサーフィンをする程度にしかパソコンを利用しない のなら無駄な出費でしかありません。 ＣＰＵとは自動車のエンジンに相当するパーツですので、無駄に高性能である必要 は全くないことを理解しておきましょう。 休日にドラッグストアやペットショップに出かけるときにしか自動車に乗らない のなら出力の大きいエンジンを積んだスポーツカーではなく、扱いやすくて 維持費もそんなにかからない軽自動車で充分です。 バンドを組んでいてよく楽器を運ぶとしても大型トラックなんかは不必要で、 軽トラックで事足ります。 もしくはハイエースのようなワゴン車でもバンドメンバー全員の機材を詰め込めます。 自分の要求する性能が低いにも関わらず最新型のＣＰＵを購入することは、数千万円 のスポーツカーに乗って近所のコンビニへ行くようなものなのです。 性能がいい方が気分も良いでしょうが、ほどほどに余裕を持たせた程度にして おくのがベストかと思います。 ＣＰＵの性能はコア数、動作周波数、キャッシュなどがありますので、それぞれの 意味をなんとなく理解して身の丈に合った品を選びましょう。